画像の直リンクってNGだったの?
画像を直リンクしたら、権利者の怒りを買った事件
id:suzukidesu23さんが所有しているいい湯だね!温泉旅行Hackというサイトの写真を直リンクした方がいらっしゃり、下のスクリーンショットに示した部分がその旨のわかる画像に書き換えられていました。
【ネットができる宿|熊野本宮大社へ】川湯温泉 温泉民宿 大村屋 | ぱふぅ家のサイバー小物 - 楽天ブログ
置き換えられた画像
僕、パクラー!
http://iiyudane.com/wp/wp-content/uploads/2014/11/IMG_1060.jpg
元の画像は、http://iiyudane.comからパクりました!
楽天ブログはパクっても放置されるのでパクラーに推奨です!
直リンクされた画像
本件でリンクされた画像は以下の記事にある写真のいずれかと思われます。
id:suzukidesu23さんの主張
Webという比較的新しい媒体の知的所有権については、さまざまな見解があります。私も気になるテーマなので、元の権利者さんの意見を読んでみました。
最近は画像を盗用するときに、画像を一旦ローカルに落としてアップする事なく、そのまま画像へリンクを貼って表示させているサイトやブログがあります。
そういう事をするとどうなるかと言えば、盗用している事がバレバレの画像に差し替えられてしまう可能性があるので気をつけましょう。
上記のメッセージが助言ではなく嫌味であることは承知済みですが、私の考えも書いておきます。
盗用 | Webに限らず犯罪行為 |
---|---|
引用 | 出典明示など諸条件を満たせば歓迎される行為 |
リンク |
「ネットの自由」vs.著作権 |
誰しもが持つ嫌儲感情
ぱふぅ家のパパぱふぅさん、お子さんに堂々と 「お父さんは画像をパクってお金儲けをしているんだよ!」って堂々と言えるのかな?
画像への直接リンクは非常に危険という事と、デタラメを見抜く事が重要ということ - 鈴木です。
法的な解釈はともかく、自分が生み出したコンテンツで他の誰かが商売をしようとしているのを知ると、嫌な気分になります。
私も以前、自分が書いた記事のタイトルで情報商材系のサイトに誘導している業者を見つけました。おそらく、RSSで吐き出されている情報を自動ツイートしているのでしょうが、あたかもそのサイトにログインしないと記事が閲覧できないような構成なので、モヤモヤしてしまいました。
楽天のポイントをネットショッピング以外で使う方法 - kukkanen’s diary http://t.co/YdpSvz319s
— ミリオン・ハイスクール (@MHS24733375) 2015, 3月 18
参考までに、こちらが元記事です。
.htaccessで直リンクを禁止
「リンクをはられたくないけれどコンテンツは公開したい」という方は以下のマニュアルを参考にしてください。
無断リンクはマナー違反?
クローズドなSNSなどではなく、インターネット上に広く公開されているコンテンツはすべからくリンクされる宿命を負っています。
だって、それがハイパーリンクで結ばれたwww(World Wide Web)という世界なんですもの。
Webの創成 |
リンク元への配慮
とはいえ、マナーやネチケット(ネットのエチケット)的な側面で直リンクを遠慮することもあります。
- リンクすることで、相手のサイトのサーバーに負荷がかかる
- 引用することで、相手の方が想定していない不快な出来事が起こる
サーバーやネットワーク回線の負荷
ただし、私のブログなんかはせいぜい2,000PV/dayほどのアクセス数で、ブロガーとしての発言力は皆無であり、1. のサーバー負荷については問題ないと考えています。
ジオシティーズ - Wikipediaに個人ホームページを開き、ダイアルアップ回線でそこに接続していた時代は、リンクという行為が迷惑となる場合もありました。でも、それは前世紀の話であり、今は格安スマホですら大容量のデータをさくさくと表示できるので杞憂に過ぎません。
無断引用をマナー違反と考える人ほど実は・・・
そもそも文献の引用や、Webページのリンクは相手に断らず行うのが国内外問わず、スタンダードとされていますが、ご丁寧に許諾を求めるメッセージをくださる方もいらっしゃいます。たいていの場合、以下のいずれか又は両方の思惑があります。
- リンクをきっかけに、コミュニケーションをとりたい
- 相互リンクなどの見返りを求める
そういった方の記事を見に行くと、どこかで拾ってきたと思しき画像が添付されていたり、引用タグが使われていなかったりします(ry
レポート・論文作成のための引用・参考文献の書き方 |
画像や引用のソースを見直します
これを機に、私も改めてアーカイブ記事の修正作業にとりかかることにしました。
cite要素の付加
引用ボタンをクリックすると、blockquoteタグは自動生成されます。ここまではクリアしていますが、cite要素の存在に気がついたのは最近のことです(恥ずかしながら)。
"はてな"は、ブログカードという仕様でURLに指定したWebページの概略とアイキャッチ画像を埋め込み表示します。リンク先のドメイン名が枠外に小さく表示されており、この部分がcite要素です。以前は、なんだか邪魔だなと感じ削除していましたが、出典を明示するために必要だと知りました。
img要素のtitle属性を見直し
ぱくたそなど、ダウンロードするタイプのフリー素材集があります。
閲覧者からしてみると、記事投稿者のオリジナル写真とフリー素材利用の区別がわかりません。はたまた、コピペを疑われてしまう場合もあるでしょう。
ぱくたその利用規約を読むと、クレジット表記の必要はないとしつつも、書式の指定があり、今後はこれをtitle要素などに盛り込もうと考えています。
原則的にクレジットの表記やご利用報告の必要はありません。
クレジット表記にご協力いただける場合のロゴデータや表記方法は、以下のとおりです。
文字で表記する場合、[ フリー写真素材ぱくたそ もしくは、写真素材ぱくたそ]としてください。
Webサイト上に表記する場合は、必ずリンクを貼ってください。URLは[https://www.pakutaso.com]となります。
ぱくたそのご利用規約 | ぱくたそフリー写真素材
参考までに、引用や画像に関する過去記事を2本紹介します。