精神科に入院する時の持ち物リスト
はじめに
この記事は自分の備忘録を兼ねているので、公開後も思いついたものを随時追加してゆきます。コメント欄やTwitterなどで皆さんからの助言や質問も歓迎します。
想定している患者の状態
一口に精神科入院といっても、病院によって規則も異なり、同じ病棟でも患者の状態により処遇が違う場合があります。
基本的には、事前に渡される「入院案内」のような紙や口頭で説明があるのでそれに従って準備します。
この記事では、任意入院*1を想定して、事前に準備しておくとよいものをまとめます。
書類など
- 健康保険証
- 診察券
- 限度額適用認定証
(高額となる入院費用の大部分を健康保険で負担してもらえる制度があります。参考:よくあるご質問-「高額療養費制度」と「限度額適用認定証」について- | 新潟大学医歯学総合病院) - 印鑑
(入院申込書やその他諸々押印が必要な書類を渡されることがあります) - 医療保険関連書類
(加入している医療保険があれば、その保障内容がわかる書類や給付申請するための用紙、これらを取り寄せるための連絡先などを事前に確認) - お薬手帳など
(「入院中に処方されたものを記入してほしい」と看護師さんにいうと面倒くさい患者だなと思われるかもしれないので、とりあえず自分でメモしておくといいかも) - 筆記用具
(日記をつけるためのノートや、看護師さんに排尿回数を知らせたりするためのメモ帳やボールペンなど) - クリアファイル
(いろんな書類を渡されたりするので、それを保管分類するもの)
お金など
床頭台(ベッドの横にあるタンスみたいなもの)に鍵をかけられる引き出しがあることが多いので、そこに貴重品を保管します。
入院費用をクレジットカードなどで決済できる病院もあるので、事前に確認しておきます。
入院が長期戦になることを想定して、銀行の引き落とし口座の残高確認をしておきます。
- 現金
- キャッシュカード
- クレジットカード
- テレホンカード
(携帯電話の使用が禁止されている病棟でも公衆電話はあります)
衣類など
1日百円以下くらいの自己負担で病衣の貸出があるので、パジャマは不要です。
- 下着
- 普段着
- スリッパ
- フェイスタオル
(バスタオルが干せるほどのスペースはないです) - 洗濯用洗剤
(コインランドリーのように指定された洗剤を利用する場合もあります)
身だしなみを整えるもの
病棟に設置してあるハンドソープ以外で、ふだん自分が使っているものを用意します。たいていのものは院内にある売店やコンビニで調達できるので、とりあえず旅行用の小さいサイズのもので十分です。
- シャンプー
- リンス
- ボディシャンプー
- 洗顔フォーム
- ヘアブラシ
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- 化粧品
- ガラス製ではないコップ
(給水器などを使うので、スタバのトールサイズのタンブラーだと大きすぎるかも)
ナースステーションに預けることになる危険物の例
- 爪切り
- カミソリ
- 耳かき
ドライヤーは貸出用があるかも知れません。
デジタルガジェット
以下のものは持ち込める場合があるので、事前に確認しておくと良いです。ただし、自己管理が許されず、ナースステーションで預かってもらうことになったり、使用する場所や時間帯が制限されたりする場合があります。
- 携帯電話
- パソコン
- Wi-Fiルーター
- iPodなど音楽を再生するもの
- ゲーム機器
- ラジオ
充電に関して
これらの電子機器の充電ケーブルはたいてい長い紐と同じ扱いとなり、自殺防止の観点から制限の対象とされることもあります。
ベッドサイドは医療機器をつなぐためのコンセントが沢山ありますが、使用許可や利用料金がかかる場合もあります。
その他
- ふだん飲んでいる薬やサプリ
(入院している病棟以外で処方された薬を持ち込める場合もあります) - お菓子
(外出できない時間帯にお腹がすく場合もあるので) - ふりかけや嗜好品
(塩分など食事制限がある人は許可されないかも) - 時計
- 書籍や趣味のものなど退屈をしのぐためのもの
- ティッシュペーパー
- ビニール袋
- 耳せん
*1:医療保護入院や措置入院といった強制的なものではなく本人の意志による入院