精神障害者がEvernoteで日記をつける時の工夫
精神疾患治療の取り組みとして、日記をつけることにしました
何日か前からEvernoteで日記をつけています。
精神科の外来で「前回の受診から今日まで、どうでしたか?」と聞かれますが、何を伝えたらいいのか自分の日常を客観視するためです。
それと、障害年金を申請*1する際もそうだったのですが、過去の症状を振り返らなければいけない場面があったので、これからはなるべくいろんなことを記録しておくことにしました。
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なぜ、Evernoteを使うのか?
脳を刺激するという意味では、紙の日記帳に手書きの文字をつづるという方法も有効かなと思うのですが、私は次の理由からパソコンやスマホから入力できるEvernoteを選びました。
- 人の目にふれないところに保存できる
- 後で入力したキーワードを検索できる
- あらゆるファイルを添付できる
Evernoteで日記をつけるという試みはまだ始めたばかりなので、いま考えている工夫を以下に並べてみますが、いつか振り返ってブラッシュアップした記事を書きたいと思います。
日記タグをショートカット欄に表示する
一日の出来事を一つのノートにまとめて、日記というタグをつけることにしました。ノートの上部にある荷札みたいなアイコンの右側にタグ名を入力します。
タグがつけられたノートは左側の[タグ]メニューを選択して、そこから探すことができます。
「日記」のように頻繁に閲覧するタグは画面左側のショートカット欄にドラッグして、常時表示しておくと便利です。
システム時刻を入力する
ノートのタイトルに日付を入れたり、起床時刻などを記録したりするのにパソコンのシステム時刻を利用します。Evernoteでは、[フォーマット]-[日付を挿入]や[時間を挿入]です。
チェックリストを作る
薬の飲み忘れを防ぐ方法(Appleユーザー編) - kukkanen’s diaryでもふれましたが、ADHD属性がある人はやるべきことをリスト化することにより、物忘れを防ぐのが吉。
Evernoteでは、ノートの編集画面で簡単にチェックリストを作ることができます。
表組みをする
表も簡単に作ることができるので、食事の内容など毎日記録する決まった項目などがあれば、表にしておくといいです。
自撮り写真を添付する
Evernoteを利用するメリットとして、あらゆるファイルを添付できるという機能があります。例えば、調剤薬局でもらう薬の説明書をスキャンして、その日の受診の様子と一緒に記録しておくなんてことを私はやっています。
そして、便利なのがスナップショット撮影です。最近、リア充の間でセルフィというものがブームでこんな自撮り棒が売れているようですが、パソコンの内蔵カメラを使って自分の顔写真を撮ることができます。
シャッターの絵のアイコンを選択すると、カメラ機能が起動するので[スナップショットを撮影]をクリックします。
自分の病んでいる姿を見るはおぞましいことですが、これが現実なのですね。
他にもマイクの絵のアイコンを選択して、音声を録音することもできます。パソコンに向かって一人でしゃべるなんて、ますます病みそうな気もしますが。
*1:医師に記入してもらう診断書の他に、自分または家族や社会保険労務士さんなどに代筆してもらう「申立書」があります。申立書に病歴や就労状況などを記載して提出します。